消防設備のある建物で共通して必要となるのが、消防設備の点検です。ただ、建物の形態によっては、もう一つの点検が必要となります。その点検とは、防火対象物点検です。ホテル・飲食店のビルなど不特定多数の人が出入りする建物がその対象となります。

防火対象物点検が必要とされるようになった一つの出来事が、平成13年に新宿歌舞伎町の雑居ビルで起こった火災です。この火災では、多くの死者が出る大惨事となりました。その原因には、避難経路に障害物が置かれていた事、消防設備の点検がされていなかった事などが挙げられています。

防火対象物点検は、防火管理に対する自主性を高める事が主な目的です。防火対象物点検資格者による定期的な防火管理に関する点検及び報告を、建物責任者に義務付けています。

※防火対象物定期点検報告制度（消防法第8条2の2に基づく）に関する法根拠は、下記をご参照ください。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO186.html
（http://www.soumu.go.jp/menu_hourei/shoubou.htmlここのリンク先です。）
http://www.fesc.or.jp/08/index2.html

消防設備の点検に関する事でしたら、「株式会社BANDE（バンデ）」にお任せください。建物やお客様のご要望に応じて対応し、安心を提供いたします。

消防設備士の資格1類～6類までの資格を取得しており、新規の工事から点検まで幅広い対応が可能です。防火対象物点検・防災管理点検も実施しております。防火対象物には様々な種類がありますので、下記を参考に点検をご依頼ください。

◆防火対象物

• マーケット、百貨店
• 飲食店、待合スペース、料理店
• 映画館、劇場、観覧場
• ダンスホール、カフェ、遊技場
• ホテル、旅館、宿泊施設
• 病院、診療所、介護施設など
• 幼稚園、小学校、中学校、高校、大学など各種学校

上記は一部のご紹介になりますが、防火対象物の詳細について知りたい方はお問い合わせください。

消防設備の点検は、建物の責任者の義務です。消防法では、消防設備の点検とその後の報告、整備を含めた適切な維持管理を建物の所有者に義務付けています。消防設備をいざという時に確実に作動させるためには、点検・整備を定期的に行う事が必要です。点検実施者・点検内容とその期間については、消防法で明確に定められています。措置命令を無視した場合、点検の不備や虚偽があった場合には罰則が科せられます。建物を所有・管理・占有されている方は、消防法に従い点検を行うようにしましょう。

※消防設備点検の罰則規定は、消防法の第38条～46条に基づきます。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO186.html

誘導灯や避難器具は万が一の火災時に、速やかにかつ安全に避難を行なうために欠かせない設備です。

誘導灯は非常口（避難口）や避難経路を照らす役割があり、バッテリーが内蔵されているため、停電時にも一定時間は点灯する事ができます。誘導灯には避難口誘導灯・通路誘導灯・客席誘導灯・階段通路誘導灯の4種類あり、設置場所に合わせて使用すると避難経路が分かりやすくなり効果的です。

避難器具には避難はしご・避難ロープ・滑り棒・滑り台・救助袋などがあり、避難時に階段などが使えない場合に避難器具が役立ちます。また、火災という状況下で使われるものですので、強度・材質・設置・維持など厳しい条件が設けられています。

※誘導灯は消防法施行規則第28条の3および消防予第245号、避難器具の設置基準については消防法施行令第25条に基づきます。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36F04301000006.html